久保 佑輔 の Business ON AIR

はじめまして。 今よりもっと面白く働きたい人へ、 自分が変われば、世界も変わる。 このブログでは、僕が経営者を目指す上で日々大事にしている考え方や行動などをシェアしていきます。 少しでも日々の仕事や在り方に繋がればと思います。

本から学ぶ知的生産の本質

 

みなさん、こんにちは。久保佑輔です。


2024年も残りわずかとなりましたね。

自分の中で最高の成果を出して、1年を締めくくりたいところ。

 

皆さんも仕事をする上で、
『努力を重ねているのに、期待する成果が出ない』
という経験があるのではないでしょうか。

 

僕もそのような時期があったので、
後輩からこのような相談を受けた際、
痛いほどその気持ちがわかりました。

 

先日、安宅和人氏の著書
「イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」」
を読みました。

 

本書では効率よく成果を出すために闇雲に努力するのではなく、
正しい課題設定が成功のカギであると述べられていました。

 

その具体的な方法や考え方が非常に分かりやすく、
有益だと感じたので、本書の内容を紹介します。

 

成果を左右するのは、正しい『イシュー』の選定

この本では、効率的に成果を出すために
「イシュー」を見極める重要性を説いています。

 

イシューとは、解決すべき本質的な課題のことです。

 

目の前のタスクをこなすだけでは、
どれだけ努力しても成果にはつながりません。

 

【どの課題に取り組むか】
その選定こそが、仕事の質を左右するのです。

 

無駄な業務に時間を費やしていないか――成果を阻む典型的な誤り

 

では皆さんの業務の中で、
無駄な努力に時間を費やしていないか振り返ってみましょう。

例えば、「売上を伸ばす」という目標に対し、
新規顧客の開拓ばかりに注力し、
既存顧客のフォローをおろそかにしているケース。

 

どちらが優先すべき課題かを見極めていないため、
時間と労力が無駄になることがあります。

 

多忙であることと成果が出ることは、
必ずしも一致しません。

 

的確な課題設定ができなければ、
努力が空回りするリスクが高まります。

 

効率的に成果を出すためのイシュー設定の3ステップ


正しいイシューを見極めるために、
以下の3ステップを意識しましょう。

 

Step1. 目的を明確にする
 ⇒「なぜこの業務が必要なのか?」を明確に定義する。

Step2. 本質的な課題か確認する
 ⇒「この問題を解決すれば、大きな成果につながるか?」を問い直す。

Step3. 優先順位を設定する
 ⇒「今、最も解くべき課題は何か?」を判断し、他の業務と区別する。

 

この3つのステップを踏むことで、
効率よく成果を上げるための方向性が見えてきます。

 

最後に

20代は多くの経験を積み、成長する貴重な時期です。
無計画に努力するのではなく、
「今解くべき課題は何か?」を意識して取り組むことで、
効率よく結果を出せます。


正しい問題設定を心がけ、業務を効率化し、
目標を達成して今年も気持ちよく締めくくりましょう。


おわり。


参考文献:https://amzn.asia/d/8wJmgVb