みなさん、こんにちは。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)です。
現在、世界各国で取組みが活発化している対策として、SDGsが各メディアでも
取り上げられています。
特に、フィンランド、スウェーデン、デンマークを始めとするヨーロッパ諸国が
SDGs対策のスコア上位を占めています。
※SDGsには達成すべき17のゴールと169のターゲットがありますが、もっと
深堀りするときに232の指標があります。その指標を統計データ化したものを
SDGs対策スコアと言います。
そんな中で、日本の進捗は18位となっているようです。
計測対象となっている165か国全体で見れば、決して低い順位ではなく
むしろ上位ではないかと思います。
しかし、先進国第9位という立場ではこれからもっとSDGs対策を
加速させていくべきだと感じています。
そんなSDGs対策ですが、達成すべき17の項目の中でこんな項目を見つけました。
No.9 災害に強いインフラ作り、持続可能な形で産業を発展させ、
イノベーションを推進していこう
No.11 安全で災害に強く、持続可能な都市及び居住環境を実現しよう
※引用元:
この2つの観点から、建設業とSDGsの取組みが徐々にですが実現しつつあるようです。
なので今回は、建設業界が取組んでいるSDGs対策をお話しさせていただきます。
建設業の観点からのSDGs対策
そもそも、建設業とSDGsの結び付きがあまりないのではないかと考える人も
多いかもしれません。
前述で取上げた通り、No.9とNo.11の目標達成の為には建設業との関係は
切っても切り離せない関係にあります。
実際に都市のインフラ整備や持続可能な都市と居住環境を実現しようと思ったら
建設業界が一つの目標を掲げ進んでいくしかないと、僕は考えます。
その中でも、日本の建設業界のトップにあるスーパーゼネコンの1社の
清水建設(株)では、本社ビルに太陽光発電によってエネルギーを自給し、トータルの
エネルギー消費量50%以上の削減を目指す取組みを実施してます。
※スーパーゼネコンとは、全国に100社以上ある建設会社でも、完成工事高上位の
5社を指します。
その取組みを「ZEB(ゼブ:ゼロ・エネルギー・ビル)」と言い、2013年に日本で初めて実現したほか、環境問題からバリアフリー問題まで取組みを拡大しています。
もう1社のスーパーゼネコンである鹿島建設(株)では、建設就業者不足への対応や
働き方改革の実現に向けて「鹿島スマート生産ビジョン」を制定しています。
このビジョンによって、生産性の向上を目指している取組みを行っています。
このように、日本のトップ企業から取組んでいるSDGs対策を発信していくことで
目標達成に繋がっていくのではないでしょうか。
まとめ
この記事を通して、やはり建設業界とSDGsは切り離せない関係性にあるなと
改めて感じました。
と同時に、日本国内でもSDGsという言葉が浸透しつつありますが、まだ多くの
課題が残っているなとも感じています。
建設業界は、衣食住の基盤を整えていく中でも重要な産業であることは
間違いないと思います。
自分の会社でも小さなことでも課題解決に向けて貢献できるように、自分たちに
今できることは何だろうと考え続け、日々行動していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おわり。
久保 佑輔(くぼ ゆうすけ)
参考文献: